来たる、個人間取引の時代。ブロックチェーンを活用しないと損する?

前回の記事では、ブロックチェーンは
管理者がいない為、大勢のみんなによって情報の真正性が検証されている。

そのため情報の改ざんが出来ないことを解説した。
その特徴を活用するサービスがあるとしたら「もう隠せない!ブロックチェーンで証明する恋の遍歴」的なものだろう。
と書いたところ「そんな未来は怖い」と大ブーイングだった(笑)

プロローグ

ブロックチェーンの有用性の高さに驚いた。といった感想を多く頂いた。
求める人さえいれば、技術的には「恋の遍歴書」的なサービスも作れないことはない。

今回は、その求める人さえいればブロックチェーンは
こんなことも実現し得る。という話をしようと思う。

このブログを通して、ブロックチェーンが私たちのリアルの生活に、
どのように浸透していくのか理解を深めることができると思う。

売るか売らないか、この指輪

「どうしようー?売るべきかな?でも、そんな値が付かないなら微妙かな?」

別れてしまった恋人から以前にもらった指輪を、
どう扱えばいいのか、迷っているらしく、友人がつぶやいた。

指輪か…。確かにちょっと厄介なものだ。
他の物ならまだしも、薬指にはめていた指輪を
別れた後も身に着けるのは、たしかに気が引ける。

かといって質屋に売ろうとしたら、覚悟していた以上に安い値段しかつかず、
やっぱり勿体ないから取っておこうと、箪笥の肥やしパターンが多いらしい。

手数料っている?

どうするか決めかねていた友人は、結局フリマアプリでの出品を決めた。
しかし、手数料として10%引かれることを知ると
「10%って意外と大きい」と少し不満げではあった。

フリマアプリのように、物の売買などをする場合は、第三者機関(運営企業)を
ユーザが信用することで成り立っている。

手数料の10%は、信頼なしで個人間取引を行った際に
予測されるカオスな状況を避けられるなら高くないのかもしれない。

しかし、ブロックチェーンを活用することで、個人間に
信用がなかったとしても売買の成立を可能にする。

個人取引の時代到来

ブロックチェーンを活用したフリマアプリのビジネスモデル例

なぜなら、以前ブログでも解説した通り

ブロックチェーン上に記録した情報は、
みんなで監視・共有していて、偽の情報は排除される。
情報の隠蔽・改ざんが(ほぼ)できないからだ。

これらの特徴を生かすことで、第三者機関がなくても個人間取引の
信用を保ったまま成立させることが出来る。 という訳である

従来と大きく変わる点は、お金の移動が個人間になることだろう。

個人間の取引の為、手数料を安くすることができる。
(世界中のおおくのみんながブロックチェーンを運営している前提とする)

配送に関しても、既存の追跡システムと
ブロックチェーンを組み合わせることで、
さらにセキュアで真正性の高い
追跡システムを生むことも可能だ。

ただし実装をするという面では、これだけの機能では不便がある。

別のユーザに中立の監視役をおこなってもらう等の必要がでてくるだろうが、
それでもすべての取引が個人間で完結できることが、今までと違う点である。


これまでのフリマアプリのビジネスモデル

これまでのフリマアプリは、第三者機関(運営会社)が、取引が不正なく終わるか監視し、
ユーザーに代わっての金銭管理、配送の確認などを行ってきた。仲介に関する責任業務を
担う代わりに10%の手数料を受け取っていた。

ブロックチェーンの社会実装とは

フリマアプリにかかわらず、ほとんどは第3者機関の介入があるサービスが多い。
このコロナ禍で需要が高まったUBER EATSやシェアリングバイクなども、
そのうちの一つである。

非中央集権を採用したビジネスモデルにすることで、
第三者機関(運営会社)は必要がなくなり、これまで払っていた手数料もかからなくなる。
売り手から買い手へ(生産者から消費者)の距離が最短になるのだ。

社会的実装という面において、ブロックチェーンが抱える課題もあるが、
こうした新しいサービスが誕生するためには、誰かが求めて初めて
サービスが誕生すると私は思っている。

ぜひ、ブロックチェーンの有用性の高さを知ったうえで
どんなサービスがあれば便利か・使いたいか考えてみてほしい。
技術的には、求める人がいればできなくはないことなのだから。

エピローグ

数日後、友人から無事に指輪が売れたと報告がきた。
10%の手数料を差し引いても、かなり満足のいく価格で売れたようだった。

素直に「よかったね!」と返しながら、懐かしいことを思い出す。

私が数年前に元恋人と大喧嘩の末に投げ返した指輪が
友人が売った指輪のブランドと同じだった…
あの指輪はいま、元気にしているのかな?